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一人暮らしの叔母のこと。

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親子ほどの年が違うので叔母と書いていましたが実は
従兄弟にあたります。
独身で兄弟もすでに亡くなり、姉の子にあたる甥っ子が
後見人として入院以来のさまざまな手続きをしてきました。
すこし認知症が始まっていて、一人暮らしは大変なのですが
退院してからはまた一人暮らしをしています。
さすがにガスの使用は怖いとのことで使えなくしています。
そしてヘルパーさんに毎日来てもらって一応生活は成り立って
いるのですが・・・
訪問するたびにいつまでもこのままではやっていけないのではと
心配でした。
でもこの甥っ子が晴れて正式な成年後見人となり財産の管理も
するようになりました。
最初は自分の通帳と印鑑を持っていかれて不安で私たちにグチを訴えて
いたのですが、最近は納得しているようです。
私たちもこれからはこの甥っ子に任せて少し手を引くつもりでいましたが
急に来なくなって寂しがっていると甥っ子~「一緒に食事でもしませんか!」
[電話]が入りました。
それで、先日出かけてきました。
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(ー_ー)!!をみるなり「今日は楽しいね~!」とニコニコ顔です。
お気に入りのレストランに甥っ子の車に同乗し、そのまま直行しました。
終始笑顔で甥っ子も嬉しいんですね~と・・・
あれこれ話して2時間ほどお食事、コーヒーと楽しんでいたときのこと。
私たちは1,2か月に一度訪問していましたが突然「○○さん(夫のこと)と会うの
何年振りですね~、久しぶりでしたね。」と・・・
私たちは固まってしまいました。
夫をお気に入りでしたのでいつも一緒に出掛けていたんですよ。
あぁ~、やはり進んでいるのかと愕然としました。
いつも私たちと話す時はしっかりした口調でいつもの風情だったのです。
私の姉たちのことも誰?・・・なんて言うこともあって認識はしていたのですが。
でも終始嬉しそうでこれからもまた来てくださいとの言葉にそうしますねと
答えて、帰り際お土産と言って和菓子が入った紙袋を渡されました。
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帰りの高速道路を走っている時、携帯が鳴って「袋の中に手紙が入っているので
読んでね。」
「あっそうなの、わかりました。」
探してみると手紙とお金が入っています。
今まで長い間お二人にはとてもお世話になって感謝しています。
中々お礼の気持ちを言えなかったので手紙に書きました。」と書いてありました。
私たちは若い頃、子供3人を抱えて経済的にとても苦しい時期、母や姉、この叔母にも
何かと助けてもらってきました。
だからこの恩は決して忘れないと母亡きあとは母親のつもりで一番私たちが
近かったこともあり訪問を続けていました。
買い物があると買って持っていったり、お花や良さそうなものを届けたり、リフォームを
する時は遠くから何度も出かけては整理をしたり物を処分したり業者さんを頼んだりと
出来る事をしてきたのです。
もう私たちの仕事は終わったのかと考えあとは甥っ子に託そうと・・・
でもやはり寂しい気持ちはわかりましたのでこれからも時に訪問をするからと約束をしました。
甥っ子からいつまでもこのままでは無理だと思うので本人の希望もあって、有料の施設を
色々調べていると話があり、ほっとしました。
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甥っ子も私たちも高速を使って1時間弱かかる場所、いざという時すぐに行けません。
やはりいずれはその方法が一番かと思っています。
本人が気分よく暮らせるいい施設が見つかるといいな~と。
いいところが見つかりましたとの報告があることを願っています。
頂いたお金はこれからの訪問やどこかへ連れて行きたいのでそのために使いたいと思っています。

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